検索と発見のためのデザイン

CLAMPの「X」に八頭司 颯姫というキャラがいる。
X (第1巻) (あすかコミックス)
スーバーハッカーで、自分自身をコンピュータに接続し、自身が設計した「獣」というスーパーコンピュータで攻撃するという中二病心をくすぐるキャラだ。
しかし、私が思う検索の理想はこれに近くて、自分の脳がインターネットと接続されればいいのに、とよく思う。
中二病はほどほどに、検索の本を借りたので感想を書きます。

検索と発見のためのデザイン ―エクスペリエンスの未来へ

検索と発見のためのデザイン ―エクスペリエンスの未来へ

大規模ウェブサイトの3つの支点はポータル、検索、オブジェクトであり、そのなかで検索に必要なのは横断性、ファセット性、高速性であるという(P47)のには同意だ。

他にも色々なサイトの検索例やアプローチ方法が載っていてとても面白かった。この本は基本的には様々な検索を提示しながら検索の未来を探す、というスタンスである。

さっき言ったように、自分自身の脳をインターネットに繋ぐことは出来ないので私たちは検索をしたとき、偶然自分が好ましい結果が出るように願う(この本ではそれをセレンディピティと言っている)
セレンディピティを得るまでのアプローチ方法は様々で、シンプルがいいけれど、複雑な検索を好む人もいるし、サイトの特性もあるよね、という終わりないアプローチの模索だ。

自分がかかわるサイトのユーザーにどう適切なセレンディピティを与えるのかはすごく難しい。けれども全ての人が使う機能であり、検索から未来を探していくのはすごく楽しいと思う。


なんか文章が固くなったな。
検索といえばこっちの本も面白かったです。グーグルすげー!世界と戦ってる!!かっけー!って思います。

ネット検索革命

ネット検索革命